いつもと違う日、例えば通っている園ではたくさんの行事があると思います。そんな行事の日は、”場所”・”人”・”雰囲気”など、様々なことがいつもと異なるため、緊張したり、不安になったり、パニックなってしまう等、行事が苦手な子どもも多くいます。
私たちも子どもの頃、運動会や遠足などの行事の前日はドキドキしてしまい、なかなか眠れなかったりしたことはありませんか?それは、「いつもと違う楽しいことがある」と知っていたから、ドキドキ・ワクワクしていたんです。
しかし、いつもと違うことが苦手な子どもにとっては、日常に安心感があるため「いつもと違う!」「どうしよう…。」と、不安になり緊張が強くなってしまいます。
では対応として、その活動はどんなことをするのか、子どもに対して事前に”具体的”に活動の内容を説明することが大切です。説明する時には、昨年に実施した行事活動の写真やビデオなどを見ながら、映像と共に伝えてあげると、子どもにとってはイメージし易く、活動に対して見通しを持てることで安心につながると思います。
しかし、事前に知らされていてもその場の雰囲気などにどうしても対応できない子どもいます。そんな時は、子どもの不安な気持ちや驚いた気持ちなどをくみ取ってあげて、その気持ちを認めてあげることも大切です。
活動には、必ずそれぞれの狙いがあり、子どもの成長につながっていく内容になっています。活動に参加できたことや、その日のために一生懸命練習してきたことがすでに成果となっているので、しっかり褒めてあげましょう。次の活動への自信に繋がっていきます。